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熱源周辺を固定する製品の耐熱性
自動車の低燃費化とEV化に向けて、車載電子部品の小型化・軽量化が進んでいますが、部品自体の発熱密度が高まっているため、それを固定する粘着テープに耐熱性が求められるようになっています。
低VOC性を兼ね備えた高耐熱テープ
高耐熱テープは、独自の技術で180℃までの耐熱性と低VOC性(低臭)を兼ね備えた、自動車内装材固定向け高耐熱テープです。
常温では硬すぎず、高温では硬さを保持する粘着剤になっており、これからのEVで増加する電子部品周辺素材の固定に適しています。
また、一般的には高温度領域にはシリコーン粘着剤が用いられる事が多く、VOC13物質を含む場合があります。当社の「高耐熱基材レステープ 5503HT・5505HR」は、その代替材料としての使用も可能です。
技術情報
技術概要
独自技術により、薄膜でも
耐熱性と強粘着を両立
独自の精密重合技術で
高温時の粘着性を保持
が独自技術によって克服。
ヒーターなど高熱部分に使用可能。
環境・人に優しい低VOC対応
低VOC対応 (におい) のため、
快適な室内空間に
従来品の5分の1程度と大幅におさえました。
180℃の高温下でも
ズレ"0"の耐熱性
通常薄いと粘着性が下がるが、
独自技術で30μmという薄さにおける
耐熱性と強粘着の両立。
これからのEV車種への活用が期待されます。
高温下の粗面へも接着可能
一般的に凸凹が多くつきづらい布や
発泡体にも接着し、
かつ高温下でも接着力を保持します。
技術詳細
独自技術による180℃までの耐熱性
5505HR(50μm)
5503HT(30μm)
精密重合技術
→ポリマー全体でテープ性能を向上
独自技術の応用で常温では硬すぎず、
高温では硬さを保持。
剥がれにくい
※同技術の応用は5503HTのみです。環境・人に優しい低VOC対応
総VOC量は他社品よりもすぐれた値を記録。
人が乗る車輌内装にもつかいやすいテープです。
人が乗る車輌内装にもつかいやすいテープです。
総VOC量[VDA準拠]
180℃の高温下でもズレ“0”の耐熱性
粘着保持力試験
※データは測定値であり保証値ではありません
高温下の粗面へも接着可能
PU発泡体せん断試験(厚み別)
→高温下でも粗面接着性を保持
180℃高温保持試験動画
高耐熱基材レステープ(5503HT&5505HR)の180℃環境下における耐熱保持試験動画です。