5200シリーズ - 耐熱フォームテープ
-Challenge- 発熱箇所・複雑形状への接着
車載電子機器やその情報処理能力の進化に伴い、車載されるディスプレイの機能・役割も進化しています。そのひとつがヘッドアップディスプレイ(HUD)です。フロントガラス等にディスプレイ機能を設置し、車速や経路・注意喚起情報を 運転姿勢からが視線を大きく変えることなく必要な情報を得られるため、運転時の安全性を高められることができます。故に、ディスプレイやプロジェクター自体も高精度且つ高い信頼性・耐久性が求められます。
先進運転支援システム(ADAS)の進化に伴い、センターインフォメーションディスプレイ(CID)には、これまでのナビ機能やエアコン操作の他にエンターテイメント情報も加わり、デザイン性や大型化が進んでいます。反面、部材固定においては、発熱する機器を固定するための耐熱性、複雑形状や振動に耐えうる粘着力が求められます。
-Solution- 耐熱性と柔軟性を両立した両面テープ
「#5200シリーズ」は、耐熱ポリオレフィンフォーム基材を使用しており、耐熱性と柔軟性を兼ね備えた両面テープです。
柔軟な基材と高い粘着力により、優れた曲面追従性を発揮し、クッション機能により、部材に掛かる衝撃を緩和させ、電子機器の信頼性や耐久性を高めます。
-Technology- 技術情報
技術概要
125℃耐熱
耐熱低収縮性
耐熱ポリオレフィン樹脂のフォーム基材を使用することで125℃耐熱(収縮率3%以下)を達成
強粘着
粘着剤配合技術
アクリル系粘着剤の配合技術を駆使した独自配合による高い粘着力を発揮
曲面追従
柔軟性と粘着剤技術
柔軟な基材と独自配合の粘着材料により、優れた曲面追従性を実現
高柔軟
柔軟で高強度なフォーム基材
柔軟かつ高強度な特殊ポリオレフィン樹脂を基材に使用する事で高い柔軟性を付与
技術詳細
125℃耐熱125℃で3%以下の変形量にとどまり、被着体の傾き・ずれを防止
強粘着
180度ピール強度
曲面追従
曲面の被着体に対し、剥がれ・ずれ未発生
高柔軟
圧縮率ごとの圧縮強度(圧縮曲線)