1液性熱硬化 接着性放熱グリス(開発中)
-Challenge- 実装工程での高温対策
半導体チップの実装において、放熱性と接着性を維持の両立が出来ない環境の場合、理想の組み合わせでの貼り合わせが出来ないことがあります。
耐熱性が高く放熱性を両立した製品は多くの技術課題を克服することが出来ます。
-Solution- 高接着と柔軟性を両立した放熱グリス
ディスペンス用製品は柔軟性のあるシリコーンフリー材料で発熱部材の上に塗布し、オーブン硬化することで、気泡なくモールドできます。
また、空気中に熱を放射するタイプとなり、発熱部材の熱を簡単に逃がすことが可能です。
フレキシブル基板へ適用でき、最低厚み(BLT)は最小20μmから対応でき、超低熱抵抗化が可能であり、設計の幅が広いのが特徴です。
また、接着性も有しているため放熱接着剤としても使用できます。
-Technology- 技術情報
技術概要
高い熱伝導率
熱伝導率:~6.0 W/mK
電子部品や自動車関連部品の熱分散に貢献
高い接着性
接着強度(Al/Al):
最大 8.0 MPa
低温硬化性
熱硬化温度:85℃~
周辺部品の熱劣化を抑制低い弾性率
貯蔵弾性率:300MPa
低弾性のため操作性向上技術詳細
高い熱伝導率
製品 | 低温熱硬化品 | 高放熱品 | 測定方法 |
---|---|---|---|
熱伝導率 | 1.8 W/mK | 6.0 W/mK | レーザーフラッシュ |
高い接着性
製品 | 低温熱硬化品 | 高放熱品 | 測定方法 |
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接着強度 (Al/Al) |
8.0 MPa | 3.0 MPa | 引張試験機 |
低温硬化性
製品 | 低温熱硬化品 | 高放熱品 | 測定方法 |
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硬化条件 | 85℃, 2時間 | 150℃, 2時間 | オーブン |
低い弾性率
製品 | 低温熱硬化品 | 高放熱品 | 測定方法 |
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貯蔵弾性率 @ 25℃ |
300 MPa | 300 MPa | DMA |