FACES

1.これまでのご経歴と現在のお仕事について教えてください。

大学では高分子学を専攻していました。印刷会社を経て、約10年間自動車会社でプラスチック部品の開発に従事していましたが、上流工程の素材・加工に近い会社で広い視野を持ちグローバルに活躍したいと考え2018年に積水化学へ転職しました。入社後は前職の活動をさらに広げるようなモビリティを中心とした新規製品の企画推進を担当しております。新規企画立案には幅広い専門知識、業界知識が必要であり、また社内外の人脈も非常に重要になります。ゼロから立ち上げるためにはどの方向で進めるかを判断しなければならないのでハードルは高いですが、まだ世にないものを自ら考え打ち出していけるダイナミックな仕事ですのでやりがいはとても大きいです。前職も含めこれまでずっとプラスチック×デザインという部分に携わってきているので、この分野に面白さを感じているのだと思います。

2.あなたがこれまでに一番すごいと感じたイノベーションとは?

やはりスマートフォンです。若い頃からApple製品に関心があり、初期の頃からMacBookにも触れていましたし、初代のiPhoneも発売後すぐに購入しました。初めて手にしたときはこんなもの存在するのかと驚き感動したと同時に世の中を変えてしまう予感がありましたが、実際にiPhoneは私たちの生活を一変させましたね。ここまで人々の生活様式を変えてしまうようなイノベーションはもうしばらくはないのではないかなと思います。プラットフォームを作ることができたのというのが個人的には素晴らしかったと感じており、私が進めている企画からも何かのプラットフォームとなるような大きな幹となる新規事業を立ち上げたいですね。

3.あなたがイノベーションに向けて挑戦していることを教えてください。

担当業務のほとんどがイノベーションにつながるものだと思っています。イノベーションというと響きはカッコいいですが、その裏には非常に泥臭い仕事が多いです。画期的なアイデアがあったとしても、実行に移さなければ意味がありません。机上の空論で終わらさないためには知識、人脈、経験の全てが必要であり、最終的には『人』に収斂されると思っているので、特に担当業界(私は主に自動車)では社内外問わず、声を掛けてもらえるよう様々な場に顔を出したり、場合によってはセミナーを開催したりしながら意識的に活動しています。小さなことですが、何かお困りごとの案件があれば積極的にサポートさせて頂くということも大切にしており、結果的にそういった小さな積み重ねによってイノベーションは生まれるのだと思っています。

4.あなたのONOFFスイッチは?

サッカー観戦が趣味です。ガンバ大阪のホームスタジアムが実家、自宅共に近いこともあり、Jリーグ発足以来のガンバサポーターです。最近は子供も大きくなり、一緒にサッカー観戦することができるので、非常に良いストレス発散になっています。また、最近は日本酒にも興味があります。元々お酒には弱く日本酒も全く飲まなかったのですが、近所にお洒落な酒店があり贈答目的で何気なく入店したことをきっかけに店主から色々と説明を受けて、その奥深さにどっぷりとハマってしまいました。今では様々な日本酒を求め、車を走らせています。そのせいで家の冷蔵庫が日本酒でパンパンですね(笑)。