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触覚センサーが実現する未来のライフスタイル

触覚センサーは、接触時の圧力、振動、温度などの物理的な刺激を感知する技術であり、さまざまな分野で私たちの生活に取り入れられています。この技術は、安全性、快適性、操作性の向上に寄与する重要な役割を果たしており、これからますます注目されることでしょう。

生活関連分野での活用例

実際に触覚センサーが活躍している具体的な場面を生活関連分野で見てみましょう。

まず、医療分野においては、触覚センサーはリハビリテーションと手術支援の両方で重要な役割を果たしています。リハビリテーションでは、触覚センサーを搭載したロボットやデバイスが患者のリハビリをサポートし、回復を促進します。また、手術支援においては、触覚フィードバックを提供する手術ロボットが外科医の手術をより正確に行うのを助けます。手術ロボットは、某ドラマでも話題となり、その精度と効果が広く認知されています。

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carerobot

次に、福祉分野においても触覚センサーは大きな貢献をしています。触覚センサーを搭載した義肢は、使用者に触覚フィードバックを提供し、より自然な動作を可能にします。さらに、介護ロボットに触覚センサーを搭載することで、高齢者や障害者の介護を安全かつ効果的に行うことができます。

最近は、エンターテインメント分野においても、触覚センサーは重要な役割を果たしています。特にVR(仮想現実)やAR(拡張現実)のデバイスを通じて、ユーザーにリアルな体験を提供し、没入感を高めることに一役買っています。

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モビリティ分野での応用

触覚センサーは、モビリティ分野においても、安全性、快適性、操作性を向上させる重要な技術となっています。

自動運転 :
触覚センサーは、路面の状態をリアルタイムで感知することで、衝突を回避するための重要なデータを提供や走行性能を最適化、悪天候時でも適切な走行モードへの切り替えなどが可能です。
安全性向上:
触覚センサーは、エアバッグの作動を適切に管理し、衝突時の乗員の安全を確保します。また、シートベルトの締まり具合をリアルタイムで調整し、急ブレーキや衝突時に乗員の体が前方に投げ出されるのを防ぎます。さらに、触覚センサーを用いたコントロールパネルは、運転者が視線を外さずに操作できるように設計されており、安全性を向上させます。

ショッカクセンサのご紹介

当社では、人の触覚を数値化できるセンサを2種類ご用意しております。一つ目のショッカクチップは、MEMS技術を応用した世界最小の6軸触覚センサです。小型で薄型ながら、3軸の力と3軸の回転方向の力(モーメント)を高精度に検出することが可能です。ロボットハンドや入力機器などの多様な用途に適しており、非常に高い汎用性を持ちます。
二つ目のショッカクキューブは、独自の光学設計で、触り心地の良い、やわらかい受動部と光学センシングを両立した変位検出センサです。
これらのセンサーは、ロボットハンドや入力機器、自動車の安全機能にとどまらず、様々な用途に適しており、非常に高い汎用性を持っています。

ショッカクチップ

ショッカクキューブ

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