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進化を続ける車内空間
素材の進化は、次世代モビリティの空間にも 新たな視覚・触覚体験を提供し、 これまでにない快適で個性あふれる車内空間を 創り出していきます。
リビングルームや車内空間における照明の演出は、視覚的な魅力、感情的な効果、安全性の向上など、さまざまなメリットがあります。同様に、肌にあたる感触(タッチフィーリング)は、快適に過ごすことに大きな影響を与えます。光と触感の両方を組み合わせることで、車内空間はさらに魅力的で快適なものになります。技術の進化とともに、その需要はますます高まっています。
自動車の室内空間における照明と
素材のトレンド
自動車内装やインテリアにおいて、照明の演出と触感素材がどのように進化してきたかを見ていきましょう。
ミレニアム前のトレンド
1980年代から1990年代にかけて、自動車内装における照明の演出は徐々に注目され始めました。当時は、赤・青・緑色のライトを使ってインパネの各メーターやラジオの時計などを発光させ、夜間の視認性を向上させることが主な目的でした。また、シートやダッシュボード・ドアトリムの素材には、耐久性と機能性が重視されていました。
2000年代のトレンド
2000年代に入ると、LED技術の急速な進化により、室内照明の自由度が大幅に向上しました。ここで登場したのは、読書灯や豊富なカラーバリエーションを持つライトなどです。同時に、内装素材にも触感変化が見られ、より柔らかく、触り心地の良い素材が採用されるようになりました。また、操作パネルのボタンの凹凸や継ぎ目がなくなり、フラットなデザインに変化していきました。
2020年以降のトレンド
2020年以降、照明が車内の状況や外部環境に応じて自動的に調整されるインテリジェント照明や、プロジェクション技術を用いた動的な照明の演出が導入されました。また、温度調整機能を持つシートや、抗菌素材を使用した内装が登場し、より快適で安全なドライビング体験が提供されるようになりました。
室内空間に光透過×フォーム(発泡品)により
触り心地とシームレスデザインを両立
当社では、光を透過するフォームを用いたクッション材を使用することで、シームレスなデザインが可能な光透過積層品を提案しております。この技術は、クッション性を保持しつつ、センターコンソールやアームレスト、ドアトリムなどの無機質になりがちなパーツにも照明と表示機能を付与することができます。
さらに、当社の静電容量方式タッチセンサーや触覚センサと組み合わせて、内装とHMIのシームレスなデザインを実現することも可能です。
ぜひ、当社の製品をお試しいただき、次世代の車内空間を体験してください。